M&A体験記

第9話 M&Aは書類提出が大変だ

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第9話 M&Aは書類提出が大変だ

ここからはM&Aの実務が進んでいく。

噂には聞いていたが書類提出の量がハンパない!
まあ会社の釣書であり身辺調査だから隅々までチェックが必要なのは当然ですけどね。

グループウェア?イントラネット?のようなもので新日パートナーズとつながり、
膨大な資料をそれで送る。

うちの場合、社員には内密なのでもちろん私がやることになる。

元々大事な資料はクラウドで整理はしていたが、些細な資料まで必要なので
片っ端からスキャンしていく(最新鋭の複合機にしててよかった~)
通常の社長業務をしながらでの作業なので大変な仕事になった。

主に書類を提出するのだがその量たるや想像以上。
登記簿謄本、決算書、税務申告書3期分、資金繰り表(CF計算書ではない)
それでもわからない資料は総務や経理のスタッフに恐る恐る聞きながら集める。
スタッフも「なんで?」と思いながらも用意してくれた。

しかし矢継ぎ早に追加の資料の催促は連日続く
加入保険の明細、社会保険の詳細、中期経営計画書?
登録商標や実用新案、在庫推移資料?予実対比表?・・・・・・

だんだん分からない資料の提出もいっぱい出てきた。
経営計画はありますけど人様に見せれるような立派なものではないし、
予実対比表って何?

フォーマットも解らないのでたまらず藤波さんにTEL。
「では一緒に作りましょう」
結局、資料制作や必要書類のやりとりはDDの最中も続き、最後のクロージングまで
ずっと続くことになる。

 

後日談

この作業は本当に大変だった。
ただでさえ忙しいのに慣れない事務作業は社長に向いてない(笑
スタッフにカミングアウトしてるならいいけど言ってない社長さんは
今から準備していた方がいいかも。

急にやりだすと本業に差し支えますよ。
それと一緒に資料作ってくれるFAアドバイザーじゃないとダメですね。
時間かかりすぎるし買い手に売り込む資料であるIMと呼ばれる企業概要書
(インフォメーションメモランダム)の制作に大きく影響してくると思います。

 

第10話に続く

 

このブログは実話ですが、プライバシーの保護のため、登場人物の名称・団体名・設定は多少変えてあります。

ABOUT ME
hmandacom
20代で創業し二十数年、会社は右肩上がりに成長。 順風満帆なある時、次の目標達成のため引退を決意。 さまざまな方法を考えた結果、M&Aでファンドに事業譲渡。 現在は引継ぎも含め、会長として在任中。 社長を退いた後も会社は増収増益を続けている。 投資と遊びでセミリタイア中の筆者がM&Aをやってみて 良かったこと、悪かったことをつぶやいています。