M&A相談

第23話 M&Aを終えてみて

M&Aを終えてみて

 

PMI(ポスト・マージャー・インテグレーション)

長いようで短いようなM&A体験が終わった。

一連の買収の手続きが終わった後、FAの藤波さんに言われたことがある。

「買収の手続きで私達がお手伝いできるのはここまでです。しかしM&Aが本当のスタートになるのは買収が実行された後です。実は企業買収の後、買収自体が失敗に終わるケースは世間で知られている以上に多いのです。今後頑張ってください。」と。

今更言うな~!と心の中でツッコミつつ現状を鑑みた。

FAはM&Aを約定して入金されるまでの面倒を見るのが仕事だけど、事業の買収を行う側と買収をされる側にとっては、買収が完了した時点がスタート地点となる。

企業買収が行われた後、最も重要といわれるのがPMI(ポスト・マージャー・インテグレーション)といわれる、M&A後の経営統合などのプロセスだ。

ただし今回買収を行ったのはファンドであり経営統合は必要ないが、ファンドの視線でいうとハンズオンということになる。

今回はファンドから派遣された社長兼CFOが現在の企業風土やスタッフとの関係を尊重しながら、徐々に自らのノウハウを会社に移植する形でハンズオンが進む。

買収ファンドから派遣された経営幹部が性急に物事を進め社内がギスギスする、という一般的にイメージされている事態はうちでは発生しなかった。
さらなる成長に向けて新しい体制が少しずつ構築されることになった。

会長編へ

仲介会社選びから、資料作成に追われ、事業会社からファンドへ方向転換など、やはり一筋縄ではいかなかった会社の売却。
それでもファンドへの売却で着地して、ひとまず一件落着となりました。

ファンド傘下の会社として新たなスタートを切ることになりましたが、
企業経営には “まさか” が度々発生します。
次章の「M&A後の会長編」ではその“まさか”が発生することになります。

以降、「M&A後の会長編」に続きます。

 

ABOUT ME
hmandacom
20代で創業し二十数年、会社は右肩上がりに成長。 順風満帆なある時、次の目標達成のため引退を決意。 さまざまな方法を考えた結果、M&Aでファンドに事業譲渡。 現在は引継ぎも含め、会長として在任中。 社長を退いた後も会社は増収増益を続けている。 投資と遊びでセミリタイア中の筆者がM&Aをやってみて 良かったこと、悪かったことをつぶやいています。