M&A体験記

第11話 買い手リストとノンネーム

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第11話 買い手リストとノンネーム

 

なんとか企業概要書と事業計画書が出来上がってきた。
(ほぼアドバイザーたちのおかげだが・・・)

■今後の流れ

今後の流れ

■買い手企業をリストから絞る

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■会社が特定できないレベルの匿名ベースでの企業概要(ノンネーム)で提案する

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■興味をもったら秘密保持契約を締結

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■企業概要書(インフォメーションメモランダム)を開示

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■興味をもったらTOP面談

■買い手リスト

藤波さんから買い手候補の企業リストを見せられる。50社以上あった。
同じ業界の上場企業や業界の大手、中堅どころ、同じではないにしろ隣接してる業界なども
あるし、全く絡んでない業種もありさまざまだ。

買い手は同業を買収していく一本足打法の戦略や、本業ではないがシナジーをとれそうだと
考えるホールディングスのような企業など様々だ。
あと弊社の仕事内容は少し趣味趣向系でもあり、買い手の社長がただ好きだからというのもあるらしい。

藤波さん「これは御社を買いたいリストではなく、御社の業種に買収興味がある企業です。
この中から5社ほどに絞ってオファーかけたいと思います」

私 「5社に絞るんですか?」

藤波さん「はい、さらに順番をつけていただき順にオファーをかけます。できるだけ多くの買い手に情報を広げたいのですがM&A情報が漏洩すると「あの会社危ない」などのネガティブ情報が広がる可能性がありますので」

私 「なるほど」

藤波さん「この中でご一緒したくない(売りたくない)企業はありますか?」

私 「うちと同業の同レベル(売上数十億レベル)は却下ですね。あとはA社は知り合い
だし、B社は評判良くないし・・・」
消去法で5社に絞った。

■ノンネームシート


この5社にノンネーム(匿名)で情報を伝えていくことになる。

ノンネームシートには売り手企業の、
①業種 ②会社規模 ③収益状況 ④譲渡理由 ⑤特徴などが大まかに記載されており、
会社が特定されないような様式になっている。
これを見て先方が興味をもてば秘密保持契約して情報開示となるらしい。

あとは藤波さんたちに託し、ただ連絡を待つだけ。

■後日談

当時はノンネームならバレないだろうと考えていた。
しかし現在は買い手として、仲介会社やFAから売り手案件を
もらうようになって考え方は変わった。

送られてきたノンネームシートを見ると、

例)
・事業内容:〇〇〇〇業
・エリア:神奈川
・売上:10億~15億円(直近期)
・営業利益:約100百万円
・純資産:約200百万円
・従業員:20名前後
・譲渡希望価格:700百万円(応相談)
・業歴は長く法人客との付き合いが深い、特殊技能あり
・100%株式譲渡
・社長高齢で後継者無し、企業発展の為

 

上記のような内容だ。同業で感度の良い買い手社長なら、この程度の
情報でも十分に目星はつくと思う。
しかも突っ込んで話を聞くとさらにヒントは出てくるから(笑

人の口に戸は立てられないが、仲介会社の担当が頼りないとこういった
大事なところが心配である。
仲介手数料が安いよりも、やり手で信用できるFAに依頼するのが大切だと切に思う。

 

第12話に続く

このブログは実話ですが、プライバシーの保護のため、登場人物の名称・団体名・設定は多少変えてあります。

 

 

 

ABOUT ME
hmandacom
20代で創業し二十数年、会社は右肩上がりに成長。 順風満帆なある時、次の目標達成のため引退を決意。 さまざまな方法を考えた結果、M&Aでファンドに事業譲渡。 現在は引継ぎも含め、会長として在任中。 社長を退いた後も会社は増収増益を続けている。 投資と遊びでセミリタイア中の筆者がM&Aをやってみて 良かったこと、悪かったことをつぶやいています。