第3話はこちら
第4話 大手仲介会社に相談してみる
数日後、税理士の越中先生と待ち合わせM&A仲介大手の全日本M&Aアドバイザーズを
訪問する。
都心の駅直結の立派なビル。
余談だが全日MAは社員の高収入企業ランキングでトップ常連。
さすがいい場所にオフィスを構えている。
6畳間くらいあるエレベーターを乗り継ぎ高層階に上がりオフィスに到着。
受付嬢に案内された眺望がいい会議室で待つ。
ほどなく担当者2名が登場、推定38歳のAさんと30歳のBさん。
思ったより若い方たちが担当されるようだ。
こちらの内容は税理士が事前に説明済みなので、
AさんがM&Aの大枠の流れを説明してくれた。
M&Aのプロセス
① アドバイザーの選定
↓
② 売却する戦略を立てる
↓
③ 企業の概要書を作る
↓
④ ノンネーム(匿名)で打診
↓
⑤ 候補先と秘密保持契約締結
↓
⑥ 詳細資料提示
↓
⑦ トップ面談
↓
⑧ 意向表明
↓
⑨ DD(デューデリジェンス)
↓
⑩ 最終条件交渉
↓
⑪ 契約・クロージング
↓
⑫ PMI(統合プロセス)
てな具合だそうだ。
まったくもってちんぷんかんぷんだ。
私も面食らったがM&A業界は横文字(英語)や専門用語が非常に多いです。
それが公用語なのでブログ内でも専門用語を使いますが解りやすくリンク
貼るので参照してください。
後にこのプロセスを踏むことになるので詳細はブログで書きますが
初めてのことなので説明されてもあまり意味が解りませんでした。
長い道のりに見えるが早いと3~4か月で契約、クロージングまで進むようだ。
自分のいてる業界のM&A事情なども聴く。
「最近F社が買収に力をいれている」
「Z社がクロージング間際でディールが破談した」
などを表には出ていない裏話も聞けた。
自分が知らないだけで世間は脈々と動いているようだ。
M&Aの現状
大企業はもとより大手のメーカーなどではM&Aが進んでいる。
ドラッグストアや保険代理店の業界ではM&Aでの統廃合が終わりつつある。
自動車業界ではほぼトヨタグループ(スバル、マツダ、ダイハツ、スズキ、日野など)で、
日産、三菱はルノーグループ、唯一単独であるホンダもGMと業務提携している。
ガソリンスタンド業界では約20社から、今はエネオスと出光の大手2社、
中堅のコスモ、キグナスでほぼ集約されている。
(今は準決勝くらいかな?)
統合の波に乗れないところは衰退し、強者はさらに強者と組んでさらにパワーアップする。
時代の流れとはいえ前者にはなりたいくないもんだ。
担当さんに聞きたいことをいっぱい聞き、次回のアポはとらないままその日は終わった。
税理士と別れ、帰りの道中考えた。
色々な事が頭の中を巡る。
やはり会社の未来を考えていくと戦略的M&Aは必須となっているように思えてきた。
第5話に続く
このブログは実話ですが、プライバシーの保護のため、登場人物の名称・団体名・設定は多少変えてあります。
