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第3話 まずは相談だけでも
M&Aを考えた時、皆さんなら誰に相談しますか?
前回のSさんはメインバンクである三友銀行。
私の場合、まず顧問税理士に相談してみることにしました。
信頼できるしプライぺートでもお付き合いができる人でした。
ある月例の税理士訪問日。
顧問の越中税理士の先生に聞いてみる。
先生いわく、その方はインバウンド相手のホテルを経営していたところ
同業他社から買いたいとのオファーが入ったという。
当時、ホテル経営は順調だがとんでもなく忙しくこのままでは身体がもたない。
夫婦でよく話し合った結果、50代を前に事業譲渡を決意したらしい。
もちろん借入もあったが所有していたホテルの土地建物が高騰していたこともあり完済して
なお十分な資金が残ったという。
今はたまに知人のお手伝いをしながらゆとりのある人間らしい生活をしているとのこと。
「羨ましい・・・」
今現在、超絶忙しい私は率直にそう思った。
忙しいと字のごとく心が亡くなる。
それを体感しているくらい心身ともに疲弊した時期だった。
税理士の先生自身もM&A仲介の経験はなく売却価格や諸条件はわからないとのこと。
のちにわかることだが税理士に相談するとほぼ全日本M&Aアドバイザーズ社を
紹介されるだろう。業界最大手で「M&Aのアンドレ・ザ・ジャイアント」の異名を持つ。
ここは税理士協会と縁が深いから税理士のファーストコールはここが多くなる。
もちろん私も全日MAの名前くらいは知っている。
たしかカンブリア宮殿に社長が出ていて興味深く見たのを覚えている。
私も「勉強のため」と念押ししアポイントをお願いした。
こうして初めてのM&A相談をすることになった。
第4話に続く
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