M&A体験記

第7話 FAとの契約 専任か?非専任か?

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第7話 FAとの契約 専任か?非専任か?

秘密保持契約とアドバイザリー契約

アドバイザーが決まったら、次にすることは秘密保持契約(NDA)の締結。
不動産でいうところのCA(Confidential  agreeme)と同じ。
お互いに秘密は守りましょうという契約。
これはサクッと契約しました。

次にアドバイザリー契約(業務委託契約)を結ぶ。
その際、専任か非専任、どちらかを選ぶこととなる。

不動産物件の取引なら非専任の方が広く情報が伝わり早く売れるし、
自由度があっていいが、内容が内容だけに悩みどころである。

■専任契約のメリット

■情報が漏れにくい

これが一番大事なこと。
変な噂レベルの話で会社の立場を悪くしたくない。

■FAのやる気が違う

FAの報酬は成功報酬型である。会社を案件化や売り先との調整に相当な労力をかけて
最後に他社に持っていかれるのはタダ働きどころか大赤字だろう。
恋愛での二股と同じで本気度が違ってくる。

■専任契約のデメリット

■FAに主導権がいくような気がする。

こっちはM&Aでは素人なので情報操作されそうな気がする。
また他社とも比較しにくい。

■契約期間中は縛られる。

契約期間中に全く紹介がなくても他社には移れない。
もし自力で買い手を見つけてもFAへの手数料は支払わなければならない。

でもアドバイザーも人間だし商売です。
自分だけを信じてついてきてくれる人と、そうでない人は区別はするでしょう。
そこまで理不尽な契約ではないと思う。

藤波さんからも「萬田社長もご心配でしょうから契約期間は区切りましょう」と
半年で更新していく提案も受けたのでさらに安心した。

M&Aは人生で最大級のイベントになることは間違いない。
契約内容や金額ももちろん大事。
だけどうまくいくかどうかは「誰と仕事するか?」にかかってくると思う。
実際にクロージング寸前での破談を聞いたこともあるのでなおさらだ。

私は他社のアドバイザーも見てから厳選して決めたのでアドバイザリー契約は
専任を選ぶことにした。

 

第8話に続く

このブログは実話ですが、プライバシーの保護のため、登場人物の名称・団体名・設定は多少変えてあります。

ABOUT ME
hmandacom
20代で創業し二十数年、会社は右肩上がりに成長。 順風満帆なある時、次の目標達成のため引退を決意。 さまざまな方法を考えた結果、M&Aでファンドに事業譲渡。 現在は引継ぎも含め、会長として在任中。 社長を退いた後も会社は増収増益を続けている。 投資と遊びでセミリタイア中の筆者がM&Aをやってみて 良かったこと、悪かったことをつぶやいています。